「エネファーム」は、水素と酸素から電気・熱を生みだす家庭用燃料電池です。
豊かな大地と水で農作物をつくるように、エネルギーをつくりだすことから、
"エネルギー"+"ファーム(農場)"を組み合わせて「エネファーム」と名付けられました。
「エネファーム」は、環境にやさしいエネルギーのつくりかたを実現します。
エネファームのしくみ
「エネファーム」は、水の電気分解の逆の原理を利用しています。
LPガスから取り出した水素と空気中の酸素の化学反応で発電し、その過程に生まれる熱でお湯をつくっているのです。
発生するエネルギーをフル活用するシステムです。
水の電気分解
水に電気を流すと、水素と酸素に分解されます。
燃料電池
水素と酸素を化学反応させると電気が発生し、後には水ができます。
環境にやさしい
エネファーム
必要なときに
必要な分だけ発電可能
「エネファーム」は、ご家庭の電気やお湯のご利用時間帯を学習し、発電のタイミングを自動調整するため、それぞれのライフスタイルにフィットした省エネライフを実現します。一般的には朝から発電し、同時に排熱でお湯をつくります。お湯は貯湯タンクにためられ、夜のバスタイムには満タン。反対に電気の使用量が少ない夜間は発電を停止します。急に大量のお湯が必要になった場合はバックアップ用の熱源機が稼動するため、湯切れの心配もありません。
「使う場所でつくる」から
エネルギーを無駄にしない
私たちが普段使う電気は大規模な発電所でつくられ、それぞれの家庭に運ばれます。発電の際に発生する熱のほとんどは、排熱や送電ロスのため有効活用されずに失われてしまいます。これに対して各家庭でエネルギーをつくる「エネファーム」は、エネルギーをつくる場所と使う場所が一緒でロスがないため、エネルギーを有効利用することができます。
3,000㎡のブナの森が吸収する
くらいのCO2を削減
エネルギーの運搬が不要になりますので、その分CO2の削減が可能です。「エネファーム」を1年間使用すると、石油・天然ガスなどの一次エネルギー使用量は23%、CO2の削減量は38%(1,400kg)も抑えることができます。1,400kgのCO2削減は、3,000㎡のブナの森林が吸収する量と同じ。地球資源の保全や温暖化抑制に大きく貢献します。
目でわかるエコライフ
「エネファーム」のリモコン画面には、発電量や稼働中の発電量やCO2削減量が表示され、エネルギーの「収穫量」がひと目でわかります。家族みんなのエコへの思いが具体的な数字としてあらわれます。
”ダブル発電”でもっと
エコに、お得に
「エネファーム」と「太陽光発電」を併用すれば、さらに効率的で環境に優しいシステムとなります。例えば、太陽光発電だけではくもりや雨の日に発電することは難しいですが、エネファームは天気に関わらず発電可能。そのため電力の購入がほぼ不要になります。さらに、エネファームで発電した電気から優先的に使用するので、太陽光で発電した電気の多くを売ることができます。